説明するについて

説明する時に気を付けていることはあるだろうか?起承転結、話すスピードや声量、「ここまでについて質問があるか?」と途中で区切りをつけてその都度相手が理解しているか確認したり、本気で説明しようとすると思いの外気を回さないといけない事が多い。難しい内容なら尚更時間がかかり、相手に長いなと思わせてしまう。

コロナ禍で家にパートナーが長い時間居たり、テレワークでzoomを使い会議をすることが多くなっていると思う。常時と違うので色々とストレスが溜まると察するので、対話時のちょっとしたすれ違いで生じてしまうイライラに対策案を考える。

私達の話すという行為は、その多くが何かを説明するために行われていると言える。質問は別として、その答えになるものは自分の中にある想いを、相手に説明するということである。今日もしくは過去にあった出来事や未来像、話す時は自分の頭の中にあるイメージを相手に説明しているのだ。その際、説明について細部までしっかり相手に伝えようとしている人と、ざっくり話せば伝わるでしょと思っている人ではかなりの差が出てしまう。実際、ざくっと話しただけでは伝わったと思っていても、そうでないことが多々あると思う。なので私は10人に話してもその全ての人が理解できるように伝えることを常に意識している。ハイスペックな脳を持った人には「そこまで言わなくても分かるよ」と思われたとしてもだ。

以前の私は自分ベースで話をしており、相手の理解能力、知識の偏りを全く気にしていなかった。(偏りというのは、人にはそれぞれ得意な分野があり、私が花の名前や鳥の名前を知らないように、中には私の知り得る英語の知識を持ち合わせていない人がいるようなことだ)

とある友人Aに私が説明をしていたら「それじゃ伝わってないよ」友人Bが横から制したのだ。代りにその友人Bの説明を聞くと「ここまで細かく伝えなければならないのか」と面食らってしまった。まるで小学生に話すような説明の仕方だった。その友人Bは相手により説明の仕方を変えていたのだ。それ以来、その様な説明の仕方をしなくてはならない人が存在することを肝に銘じている。

つまり相手のレベルに合わせて会話をすれば余計なイライラを与えなくて済むということだ。

そのためにはあらかじめ相手のレベルを正確に捉えておく必要がある。普段からどの様な説明をして欲しいか具体的に掘り下げておくのだ。もし深部まで出来ればいつも相手と心地よい会話が出来る様になるだろう。

我々は毎日誰かに説明をしていることを認識しよう。そして準備をしよう。プレゼンするのにノープランでやる奴いないでしょう?

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