東京駅のプラットホームにいる。
新幹線のドア越しに別れを惜しむ男女が話をしている。
寂しさが滲み出ないように笑っていようという気持ちが伝わってくる。
何度でもそのドアを越え触れ合いたいのが分かる。
無情に扉が閉まり2人の距離が徐々に離れる。
見えなくなるまで見送ったおんなの子がうつむき、一瞬目元に手をやり拭う。きっと頑張って堪えていた想いが溢れてしまったのだろう。
大丈夫!東京からならどんなに離れていても1300キロしかない。国内線に乗れば3時間と掛からない。
その距離や時間を乗り越えれば再開した時に味わう歓喜はオリンピックやワールドカップ並みだ。
メダリストの様に凄まじい忍耐力で挑めば良い。
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