社長業について

代表として本格的に仕事をし始め1週間が経つ。

時間が全然足りない。

朝起きて仕事に向かってたと思っていたら、いつのまにか夕方になっており、終わらない仕事を眠たくなるまで続ける。

家に着いたと思ったら、いつのまにか朝になっており仕事に向かう。

2ヶ月間はこの状態が続くだろうと覚悟を決めていた。

人生には本気で取り組まなくてはならない時が何度か訪れ、それに立ち向かうか否かで未来の立ち位置が大きく変わる。

私はかつてこの様な本気で取り組まなくてはならないほどの場面に遭遇した経験が無く、あぁ、これかぁと初めてやって来やがったなと思っている。

楽をして来たかと言えばそうではないが、被雇用者の場合、後ろには大きなバックアップが付いていて、私が特に考えを巡らせなくとも仕事は進み完結される。ミスをしたとしても1個人にその膨大な責任がのし掛かるわけでもなく、依頼が減ろうとも給料が減ることはない。

更に言えばメンツやプライドの面でも、そう傷がつくこともない。

しかし今回の場合、今挙げた全てが私に圧力を掛ける。それに潰されぬ様にするには限界までやるしかないのだ。何処かで手を抜いてしまったら後悔をすると分かっているから。

以前、次のステップを探し登り続けなくてはならないと話したが、ようやく一段上へと登る。

観る景色は当然違い、新しいそれにワクワクもするし不安にもなる。しばらくはこの階にいると思うが、その次のステップも以前より近くに感じる。

常に次のそのまた次も見据えよう。霧の向こうでぼんやりとしているモノがやがて少しずつみえてくる。形が見えれば掴むのも時間の問題だ。

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