流行りについて

以前の僕は流行にとても疎く、いや疎いというかあまり好きではなかったのである。人間と言うのは、自分の知識が及ばないものに対して恐怖を抱くものである。恐怖とまではいかなくとも嫌悪感を感じてしまうのだ。僕もこの人間の本能に逆らえずにいたのかもしれない。

本能に従い俺の視界からわざわざ遠ざけていった物は100は下らないと思う。例を挙げると、トイレの神様に対して、「ふざけた名前をつけやがって」「長ければいいってもんじゃないんだよ」とか、聴く前までかなり馬鹿にしていた。しかし聴くことによって、なぜこのタイトルにしなければならなかったのか、なぜこんなにも長い曲になってしまったのかを容易に理解できた。もし聴く前の自分に物申せるなら、お前はなんて馬鹿なんだと言っていると思う。

そんな事を何度も繰り返し、最近では以前より多少ではあるが食わず嫌いを避けられている。何事も1度試してそれから判断ができる様にならなければ、あの恥ずかしい様な、後悔の様な気持ちをまた味わう。それだけなら良いがこの気持ちを味わう回数と同じ数のチャンスを逃すことになる。

見逃し三振ならともかく、打席くらいには入りたいと思うよね。

この食わず嫌いってのがまだまだあるので、少しずつ咀嚼して書いていけたらなぁと思います。

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