君膵について

1人で映画を鑑賞したことがあるだろうか?私が単身で観に行った作品の1つが「君の膵臓を食べたい」だ。実はこの映画も「おい、おい、またタイトルだけ面白おかしくすれば良いと思ってるな」と食べず嫌いをしていた。悪い癖だ。

しばらく食べず嫌いをして賞味期限が近づいてきた頃、その文庫を手に取り読み始めることにした。たった今その理由を探すため記憶の旅にでたが、見つけることができなかった。何故手にしたのかわからない。もしかしたらテレビ番組かなにかで紹介されていたのかもしれない。

泣いた。ただただ泣いた。文庫で読んだときも映画館でも。紹介はしない。原作者の意図を私の感想を話すことで湾曲させたくないからだ。ただもしひとつだけ許されるのなら「このタイトルでなければならなかった」と書き残したい。

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