座右の銘について

こないだのブログで私の座右の銘は「そこに善意があるなら躊躇するな」と書いた。

父が生前、「善行は回帰する」と教えてくれていた。善行は行き止まらず自分の元へ廻り帰ると言っていたのだ。幼少の頃から聴かされていた言葉なのだが、意識し始めたのは社会人になった頃からだと思う。

この表現は進んで良い行いをするには、とてもモチベーションを高めてくれる言葉だ。自分に返ってくるので良いことをしなさいだ。本当に返ってくるかは定かではないが、、、(世にはテイカーさんがいるため)

しかしながら私はこの文言の中に少し疑問を覚えていた。もし自分に返って来なかったらやらないのか?という疑問だ。そうだとしたらこの考えは利己的なものになるし、逆に返ってこなくてもやる、と言うのであればそもそも何のために、返ってくることを説かなくてはならないのか?矛盾していると思い長いこと考えたが答えを出すことなどできず、最終的にあきらめて出した答えが

「そこに善意があるなら躊躇するな」だ。

さきの教えに考えこんで動けなくなってしまうことを恐れ、幾分強引に出した座右の銘だ。

対象相手の状況や気持ちを理解してよく考えてから手を差し伸べてほしいと仰る方もいるでしょう。しかし考えてみてほしい、もし目の前の道で誰かが轢かれそうになっていた時に考えていたら、とてもじゃないが間に合わない。もっといえば命を断とうとしている人が目の前に現れた時、私はなりふり構わず助けるでしょう。仮のその人が心底そうしたがっていたとしてもだ。どんな状況下においてもだ。

本当に助けてあげないといけない状況って人によって違うから、、、ってのはわかってんだけどね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました