プロフェッショナルについて

本日、履いている靴がそろそろ「もう限界です、勘弁して下さい」と言って来る頃だと思ったので、「そうだよね、今までありがとう」と言い靴屋に行って来た。

リーガルは4足目になる。お店に行けば相変わらずこれも欲しいあれも欲しいとなる位、素敵な靴が所狭しと並べられている。

一足選び店員さんを呼びサイズを出してもらう。

サイズはもちろんのこと、リーガルの多くはマッケイ製法で出来ていて、柔らかく歩きやすいが雨に弱いとその製法まで説明してくれた。幾度となく靴屋さんの店員さんと話をさせてもらった事があるが、ここまで丁寧に接客をされたのは初めてだった。

会計の際、少し擦れて傷が付いているので手入れをして来るので5分ばっかり待ってもらって良いかと尋ねられ「もちろん」と返すと小走りで奥に姿を消した。本当に微かな傷で気にも留めなかったのだが、再登場した靴はさらに輝きを増していた。

その後のクリームの薦め方も決して押し付けがましいモノではなく、靴が本当に好きで大切にして欲しいとの気持ちが伝って来る様な接客だった。

その場では大丈夫とお断りしてしまったが、今度行って買ってこようと思う。それくらい素晴らしい接客でプロフェッショナルの技を垣間見た気がした。

お金を頂いている以上、私達のする仕事はプロフェッショナルとして行わなくてはいけない。

自分の仕事に対する姿勢を見直した時に、私はこのレベルでお客さんの対応が出来ているのかと疑問を抱かざるを得ない。

あの様な接客を受けると背筋が伸び、又明日からプロフェッショナルであろうと襟を正す事が出来る。

気持ちが良くなった事以上に、こうやって私に学びの機会を与えてくれた事に感謝したい。

ありがとうございました。

私も誰かの襟を正してしまう様な仕事様を心がけたいと思う。

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