検疫のお仕事について

緊急事態宣言が発令された。とは言っても相変わらず要請のみで補償もされずお願い止まりだ。

海外からこの期間に返ってきた人ならあまりのザルさを目の当たりにして驚いていると思う。

空港の検査で陽性になろうとも隔離は10日が最長で、それが過ぎれば陽性のまま帰宅になる。他者に移す可能性が極めて低く、脅威ではないとの判断らしい。

外国人がその状態になると自国に戻りたくとも陽性のままなので陰性証明など当然なく、帰りの便にも乗れない。サテライトで陰性になるまで待ち、後に搭乗出来る様になるのだが、それまでの間1日10万円の警備費を払わなくてはならない。

海外から渡航して良いと言うのであれば、最後まで面倒をみるべきだと思うし、それが出来ないのであれば完全に渡航を拒否するべきだと思う。現状、飛んでくる者は自国でテストを行い、陰性証明を持ってやってくるが、72時間前に陰性で日本に来て直ぐのテストで陽性の結果が出てしまうようであればもう全て止めるしかない。

なぜこの様に中途半端な対応になってしまうかは、コロナに対する認識が異なっているためだと考える。

私がよく話をする検疫官はコロナとはただの風邪だと言う。最前線にいる彼がマスク1つで、特に手袋をする訳でもなくそこに立っているのはそう言う事だ。

私は1番危険な場所にいる人の話が1番信憑性があると思っているので、この話を1番参考にしている。

何故ならもし本当に危険であるのなら、きっと彼は防護服を着用しガスマスクをしているはず、と思うからである。

感染度が上がり危険度が落ちる。そしてその先にコロナがただの風邪となるとされていて、今はその過程の段階らしい。

しかし困った事にそれが一般に、そして世界基準にしたときに乖離ができてしまう。

なのでもしちゃんとしたエビデンスがあるのなら台風情報の報道の様に全局の画面の端に、それを映しておけば良いと思う。

誰もが対処法を確立しないまま1年が経とうとしている。立ち位置によって正義が変わってくるだろう。

お金に余裕がある人は経済が数ヶ月停まろうと問題ないだろうし、そうでなければ一刻も早く働きたいだろう。

なので意見が違う人を責めたりしないでほしい。それぞれ状況が違い対処法も違うのだから、、、

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