誰よりも働くについて

昨今、役職に就くと割に合わないと、それを敬遠する人が多くなっていると聞く。

責任があまりに重く、それを担う事に対し得られる報酬が多くないとのことだ。

確かに給料が数万円上がるだけで、休みも満足に取れず、残業もカウントされなくなれば、そう思うのも無理もないと思う。

会社員は段階があり、平社員がいきなり社長にはなれない。

主任、係長、課長、部長、専務、副社長、社長と飛び級はあると思うが、まぁこんな感じで階段を上がっていくこととなる。

そして上が詰まっているとあれば、その階段を登るスピードは著しく低下し、働く力がおよそピークの時期でさえ最高峰まで辿り着けない。

頂上まで登れない山であるのなら、始めから登ろうと考えないだろう。

しかしもしその頂上が視界に入っているとしたら?

誰よりも働きそこを目指すのではないだろうか?

だからこそ私はその道を示してみたい。自分の後継者となる者をいち早く見つけ、共に働き、成長し、頃合いが来たらそれを渡せるように。

だからこそ社長業は快適なものでなくてはならない。私が休みも無く働いていたら、そもそも社長なんてなりたくないと感じさせてしまうからだ。

なので好きな時に休み、尚且つ稼いで、社長って良いもんだなと思って欲しいと思う。

ただこれを経営者の友人に話したら、「あいつばっか休みやがって」と捉える者がいるので、気をつけたほうが良いと言われた。

それでもいつもイライラしながら働いている忙しい社長を目指すより、快適に笑顔で揚々と働いている社長を目指したいと思う。

これを考えるには時期尚早だと思うが、社員を育てる本質ってのはこれに尽きると思っている。

コメント

  1. Cio@一言居士 より:

    役職手当を払って残業代カットとか悪徳な経営者がいますからね。人事権や経営に関与できる権限を持ってることが本来の管理職なのに、成長やスキルアップとか聞こえの良い言葉で紛らせる……主任~課長が未払い残業代を勝ち取った判例もあります。

    せかせか、カリカリしながら社長業に奔走しているなら、社長を目指したいと思えませんね。そんな社長の下で働いている課長職以下もピリピリしてて、下は報告もしづらくなります。ヤマタネの社長もアスファルトに種を撒けと報連相を発案したわけではないのに。

    因みに、「みんなで一緒に頑張ろう」の社是は会社が長生きしません(笑) ロシア人が証明してます。

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