価値のないものについて 2

前回の価値のないものについてでレシートビジネスを紹介させてもらった。今回の価値のないもの2では、また別の切り口での価値付けを話そうと思う。

今日知人にこんな質問をしてみた。5000円の焼肉を奢ってあげるので、休みの日もしくは仕事が終わったら時間を作ってくれと誘われたら、面倒臭いか否か? 彼はこう答えた「人に寄る」と。異性から誘われたらまず間違いなく行くが、社長ならめんどくさ過ぎるとのこと。同じ五千円焼肉でも相手によって価値が異なってくる。逆も然り、ただ名前の書いてある色紙に価値が付き、物によってはかなり高額になってたりする。私のそれはゴミ箱行きだ。

物については数字に現れる。しかし次にあげる「情報や空気」には値段が付かないことの方が多いため、気付きにくいが同じことが言えると思う。

例えば尊敬する人の直話はどんな物語よりも心を動かすし、大好きな人と一緒に過ごす時間はどんなマッサージより癒しになる。まさにプライスレス。ほんとそうだと思う。逆にそうでない人達との時間や話は退屈で値段も付けたくない。値段を付けるとしたら0円、名付けるなら逆プライスレスだ。

情報についてもそうだ。あなたのことを信頼している人に、赤の他人の(俗に言う何処の馬の骨ともわからない)私が直接何を勧めても買いはしないだろうし、何を語っても心躍らすこともないだろう。しかしながら信頼されているあなたがお勧めするものや、あなたの語る話には興味を持たざるを得ない。(だから是非あなた自身が素晴らしいと感じたものは躊躇せずお勧めしてほしいし伝えてあげてほしい)

この様に価値の有無は伝えてくれた人物に大きく左右されると考えられる。もしあなたのサインをゴミ箱行きにされたくないのなら、値段が付いていないものに価値を付けたいなら、人間性を高めるしかないのである。

信頼性があるか無いか、愉快であるか無いか、穏やかであるか無いか、刺激的であるか無いか。正直なにが判断基準になるかなんてわからない。だけど今あなたの側にいてくれる人は間違い無くあなたの味方だと思う。そしてあなたは価値のある人間だと思ってくれているのだと思う。

ここまで読んで頂いて申し訳ないのだが、今日の話は無駄だったのかもしれないと書いていて思ってしまっている。なぜなら値段なんて付きそうも無い俺に、ちゃんと価値を見出してくれている人達が側にいる。あなたにもいる。だから最初から「隣に座ってるぞ!やり方教えてもらえ!」ってだけで済んだ話なのかもしれないね。

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