ナポレオン・ヒルについて

この人物について語っておかないとPMAの話が進まないので休憩がてら紹介したいと思う。

私は人生においてその行く末を決めてしまうであろう選択を、人に迫られた事がない。その選択を実際に投げ掛けられたら、いったいどれくらい考える時間が必要だろうか?

少なくとも1分以内に答えを出すことが出来なければ、アンドリュー・カーネギーがその思いを託すことを断念してしまうことになる。

「成功する人間には共通する条件がある。成功するためには一定の法則がある。」

貧しい移民から「鉄鋼王」となったアンドリュー・カーネギーは、 人々が成功の秘訣を見出すために個々に試行錯誤を繰り返すことを貴重な歳月の無駄と考え、 成功の秘訣、上記の「成功哲学」を体系化して、後世の人々に伝えたいと考えた。

このカーネギーの思いは、彼を取材するために訪れた者に託される。

それがナポレオン・ヒルだ。

なぜナポレオン・ヒルに思いを託したのかが今回の話のキモになる。

カーネギーはヒルの前にも優秀な若者を見つけては、この仕事の依頼をしていた。カーネギーはこれから紹介する成功者、または後に成功するであろう500余人に紹介し会わせるので、その彼らに共通する物を調べ研究し、まとめ上げて欲しいとの事。ここまでの依頼なら何も迷うこともない、ただyesと言うだけだ。だがカーネギーは続ける、、、この仕事の間は金銭的な援助をしないと。この頃ヒルはまだ学生でその学費、また生活費も他のバイト等で工面しなくてはならなかった。しかしながら彼の中の何かが、「say yes」と言っていたのが聴こえたらしい。

そして人生の分岐点となる決断、他の多くの優秀な若者が躊躇った選択を、彼ナポレオン・ヒルは29秒で決意することになる。

もしヒルが1分以上返答に迷うことがあれば、託さなかったとカーネギーは言う。私はこの話を21歳の頃に知るのだが、それから大きい選択ほど自分の直感を信じ瞬時に答えを出せと自身に言い聞かせている。まぁ、たまに臆病風に吹かれて怯んでいるんだけれども 笑

こうしてヒル博士はカーネギーの成功哲学を研究し、実証し体系化し、1928年『ナポレオン・ヒル 成功の黄金律(ゴールデンルール)』が誕生する。ヒル博士は、成功哲学の根幹は「Positive Mental Attitude=積極的心構え」(ポジティブ・メンタル・アティテュード)であると定義し、成功に必要不可欠な条件を17の成功法則としてまとめ世に送り出したのだ。

こんな感じで、とりあえずどんな人物かわかってもらえたと思うので、今後も私のPMAの話の続きをしていきたい。

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