けいごとためごについて

私が今日これから語る事は非現実的で人によっては自分勝手なやつだなぁと感じてしまうと思うので聞き流して欲しい。

私は家庭の複雑さもあったせいか幼少の頃から1人の人間として扱われていた。全くっと言うほどではないがあまり甘えは許されなかったと思う。そして学生生活においても上下関係が厳しい世界だった。恐怖の先輩の言う事は絶対で、10キロほどうまい棒を買うためだけにチャリンコを走らせたこともある。とりあえず恐怖で逆らえないのだ。どれくらい怖いかって?その人ん家で寝てると釘が刺さったバットをぶんぶん暗闇の中で振り回してくるくらい。次に、これは当然ちゃ当然かもしれないけれど工場員をしていた時は先輩や上司に対して敬語だ。

この後私は海外に行き、敬語の鬱陶しさから解放される。そしてあまり肩っ苦しい喋り方をしない方がコミュニケーションが取りやすいと感じた。(実際私との関わりが私の帰国後に始まっている人は若干失礼なやつと思ってるんじゃないだろうか?)

そこで以下の疑問が生じる。

敬語を使おうとすると、口頭にしろメールにしろ文章を作る際、無駄な時間がかかっていないか?だ。質問/説明する場面で本当に考えなくてはいけないのは内容であり付属品ではないと思う。

思い返して欲しい、自分が今までの経験の中で敬語を使って質問/説明する時にまどろっこしさ感じていなかっただろうか?友達にする方がよっぽどスピーディに詳細まで伝えられたんじゃないだろうか?

敬語には敬意の念が込められており、それを用いればその念を示すというが、本当に尊敬や信頼しあっていると感じる人間とやり取りする際、そんな物必要ないんじゃないのか?

「あなたの事を本当に尊敬している」と言ってくれ、約束を破らず、私がモラルがない行いをした時にそれを制してくれる様な人物ならタメ語で良い。

正直、他の部分で敬意を示し、それが伝わるのであれば、本当に敬語なんて要らないと思う。柔らかさと優しさとユーモアを持ち、対抗心や虚栄心を除いて喋れば、そこには本当の意味で敬う気持ちが現れると思う。

こんな事言っている私がいざ経営者になった途端、今の若いのは口の利き方も知らないなと言ってしまうことの無いように、自然と敬意を払われるような人物になろうと思う今日この頃です。

コメント

  1. geasow より:

    弊社……「手続きさせていただく」や「戻られてください」など、行為者や敬意の対象が無茶苦茶な丁寧語が横行しています。就活でかなり指摘されてきたので私は大して労せず文章に興せますが、他は……「お~になる」「いらっしゃる」「いたします」はどこ行った!(笑)「させていただく」は謙譲語でないのに。

    英語でも、「Could you kindly……」と文語表現の敬語を口語で言ってて「I’d be much obliged if you could……then, could you?じゃねーの?」と思ってます。また、日本語の「です・ます」みたいに「sir」をつければ良いと思っているあたり「サーサーって、福原愛じゃあるまいし……」とも思っています。

    You sirs are going to……やThree of you all need to……で丁寧な表現になります。因みに、sirは「おじさん」という意味にもなります(私はsirと言われると嫌な派です笑)。Misterやランク、フィリピン人ならkuyaを使いたいところです。

    私は共通語のタメ語は使いません。茨城弁と和歌山チックな関西弁です(笑)

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