戦友について

急な知らせが届いた。私の住んでいる千葉から茨城を挟んで福島から。

先週の終わりにある関連会社さんの社長さんが亡くなったと。

私はその社長さんの先代も存じており、私がこの仕事を始めた頃からの顔馴染みだ。10年以上になる。

一昨日知らせを受け、昨日はその社の人と少し話をして、今日福島へと車を走らせた。

急な事だったので、残された方々も仕事に穴を開けぬ様に必死な顔で仕事をしていた。通常なら充分な引き継ぎをして後者に託されるものを、全く時間が貰えずそれをやるのだ。普通でいられるわけがない。しかし私が顔を出すと皆で迎えてくれ、「わざわざ遠い所をありがとうございます」と礼までしてくれた。

少しだけ話をさせてもらえ、これからもお互いにわからない事があれば、気兼ねなく相談させていただけたらと伝え帰路についた。

表情に不安が見えたが、それにもまして「やってやるぞ」と気迫が滲み出ていた。大丈夫だろう。これからの私自身にも言い聞かせるように、、、

最後に、社長さん、何度か経営や我々の業界の未来予想図を話させてもらいましたね。若輩者の私の話を面倒くさがらず聴いてくださいました。

ありがとうございました。そこから相撲でも観ながらゆっくりして下さい。

コメント

  1. Cio より:

    訃報を聞いてから一月が経とうとしてますが、今でも信じられません。「ジェントルメーン!」が二度と聞こえないと思うと悲しいです。

    初めて私が転船業に就いた別会社で社長とはお会いしました。初めて会ったとき、正直なところ、感じは良い人とは思えませんでした。社長と酒を飲んだり深い仲になることこそ叶いませんでしたが、会う回を増すにつれて実は人間味に溢れる方だなと思えてきたのも事実です。そうでなきゃ、社長の物真似が私のレパートリーに入ってません(笑)

    今の会社で再会したときを、名物のカレンダーとともに今でも思い出します。「カレンダーば船さ持ってくと評判良いんだわ(笑)」と言ってましたね。

    「ちゃんと休めてんのげ?したっけ、俺がそっちの社長さ言ってやっかんな(笑)」と冗談を、「具合悪そうだけっど、お願いだから、疲れてても具合悪いとこはクルーさ見せんでねえよ」言っていた方がまさか亡くなるとは思ってもみませんでした。

    社長、コロナの無い世界で一足お先にごゆっくりとお休みください。

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